毎年春休み恒例の「IKUSA外伝」。ソウルキャリバー3アーケードエディションでは二回目の開催となる。今回は関東や関西だけに留まらず、京都勢・香川勢・北陸勢など広く参加者が集い、チーム戦で鎬を削った。

 初日は3on3形式での大会。雨が降り天候には恵まれなかったが、44名が参加。コーハツ店内をソウルキャリバーのプレイヤーが埋め尽くした。注目は「さるすべ」「北千里雪華」「カイ勢」とコーハツの強豪が組む【愛知の星DC2Kを生暖かく見守るスレ】。くじ引きでシード枠を得たのち、危な気無くBブロック代表チームに勝ちあがった。
 Aブロックでは闘劇覇者「刑事長」が、斡旋二人チームでエントリー。このチームも順調に勝ちあがるが、東京勢の【確反が安い】に止められる。決勝は【愛知の星〜】対【確反が安い】の組み合わせとなった。
 まず「カイ勢」との先鋒戦を「そうすひ」が制したが、【愛知の星〜】が中堅「北千里雪華」を投入すると流れが一変。「そうすひ」「財前」と二人抜きを決め、先に【確反が安い】の大将を引きずり出した。大将「おおさか」は苦しい流れを引きずったままなんとか最終ラウンドに持ち込むも、残り体力あとわずか。試合は決まったかに見えたが、ステージ端の軸ズレにより雪華のBB二発目がなんと空振り。運良く命拾いした「おおさか」が「北千里雪華」を逆に壁に追い込み、画面端で固めて勝利した。大将戦では「さるすべ」が「エジプトの神殿」ステージを選択。アスタロスの高いリングアウト能力を背景に、巧みな試合運びで「おおさか」を退け、【愛知の星〜】の優勝を決めた。

 二日目の5on5は、8チーム40名がエントリー。「刑事長」率いる【蒲田戦隊刑事レンジャー】が優勝候補と考えられていたが、それを北陸勢【口プレイが仕上がってるチーム】が倒し決勝進出。前日の優勝チーム【愛知の星〜】のメンバーを含む【なんぼでもやったんど!】は、初戦の【やっぱり確反が安い】戦で沈んだ。
 決勝は【口プレイ〜】対【やっぱり〜】。【口プレイ〜】の先鋒「まさかり仁」が先鋒戦を勝って良いスタートを切ったが、その後は一進一退。【やっぱり〜】の「西井」が二人抜きすると、【口プレイ〜】中堅の「たけちん」が取り返して試合は五分五分。
 ここで【やっぱり〜】中堅「財前」が「たけちん」と「TalimJP」を相次いで倒して、大将の「社会の膿」が登場。「社会の膿」は今大会でMVP疑いなしの活躍を見せたプレイヤー。ここでもチームメイトの期待に応える動きで「財前」に勝利すると、副将「そうすひ」との試合へ。この両者は野試合でも何度か戦っていたためか、積極的な打ち合いに発展した。
 試合は背向けやジ・ラックで対処困難な攻めを見せる「社会の膿」がリード。4ラウンド目で先にリーチをかけるが、とどめを刺しきれずに逆転を許す。「そうすひ」が思い切ってダメージ効率の高い技を押しつけて、優勝は【やっぱり〜】に決定!! 【口プレイ〜】にとっては惜しい敗戦となった。

 アーケードエディション稼動開始から1年。本大会を経て、いよいよ闘劇の予選が始まる。関東対関西というこれまで続いてきた構図が破れた現在、夏の本戦までの短い期間に、それぞれのプレイヤーはどのように仕上げてくるのか。まだ見ぬ海外勢の闘劇参戦も決まり、ソウルキャリバー界は戦国時代に突入する。【Text協力:おおさか】
第四回IKUSA外伝 トーナメント表
3月24日: 第四回IKUSA外伝-初日3on3-
3月25日:
第四回IKUSA外伝-二日日5on5-
第四回IKUSA外伝-初日3on3-
ENTRY:44
優勝 愛知の星DC2Kを生暖かく見守るスレ
カイ勢:シャンファ
北千里雪華:セツカ
さるすべ:アスタロス
第四回IKUSA外伝-二日日5on5-
ENTRY:40
優勝 やっぱり確反が安い
おおさか:マキシ
財前:アイヴィー
そうすひ:カサンドラ
西井:ジーク
二代目みたらしマン:ラファエル
第四回IKUSA外伝-初日3on3-
決勝戦動画
 公開終了 
第四回IKUSA外伝-二日日5on5-
決勝戦動画
 公開終了
上記の動画はDivX5.2.1圧縮を使用しています。再生するにはコーディックが必要です。アクセス集中の為、動画サーバーへの制限が掛けられる場合がありますが、暫くお待ちになって再度DLをお願い致します。