毎年夏恒例のソウルキャリバー2全国大会「戦(IKUSA)」。第4回となる今年は、「天下統一」と題して、場所をここKO-HATSUに移し行われた。初日8月6日に団体戦(3on3)、二日目同7日に個人戦を行い、天下統一を目指すプレイヤー達が覇権争いを繰り広げた。

団体戦の決勝は、東京から参戦した『トラタワよく行く勢』のおおさか(マキシ)、財前(アイヴィー)、the-KT(ヴォルド)対『歯痛的中部勢』のアルテナナイト(ナイトメア)、ひぐ(セルバンテス)、N(シャンファ)という地域対抗戦的カードとなった。この両チームは予選Bリーグにおいて勝ち上がった一位・二位であり、予選での直接対決ではアルテナナイトがそのパワーを見せ付けて勝利している。トラタワよく行く勢としても、一度負けた相手に借りを返す絶好のチャンスが決勝の舞台でやってきたことになる。
先鋒で出てきたのはアルテナナイト。予選の勢いをそのまま決勝でも発揮したい意図からだ。このアルテナナイトに対して、トラタワよく行く勢はまずおおさかを出す。しかしおおさかは期待に応えられず敗北。縦斬りを使った攻めをナイトメアの66Bで封じられた上、入力ミスや確反ミスがあいつぎ、いい所がないまま中堅に席を譲ることとなる。中堅を引き受けた財前も、33Aからのコンボなどを叩き込んで最終ラウンドまで持ち込むが、健闘及ばず勝利を逃す。アルテナナイトはその勢いを殺すことなく、大将のthe-KTを引き出してみせた。こうなるともう止まらない。ナイトメアの主力技が次々とヒットし、the-KTヴォルドのライフゲージがそぎ落とされていく。トラタワよく行く勢は、アルテナナイト一人の前に涙をのんだ。歯痛的中部勢の完全勝利で、団体戦は幕を閉じた。

 そして迎えた大会二日目は個人戦。予選リーグと決勝トーナメントの2部制で進行した。決勝トーナメント1回戦では、第一試合から注目カードがお目見え。昨日の大活躍で絶好調の『暴君』アルテナナイト(ナイトメア)と、遠く韓国より参加のHans(シャンファ)。Hansは大ダメージにつながる技を要所で当てるも、アルテナナイトの前に沈んだ。なお、Hansはこの大会の敢闘賞を受賞した。
昨年この大会で優勝したおおさか(マキシ)は、初の連覇に向けて気負ったことが仇となった。Hansとの死闘を制した暴君の前では、うかつな行動一つが死を招く。前日同様アルテナナイトはおおさかをアッサリと退けて、余裕の準決勝進出を果たした。一方右側のブロックからは、東京勢3人のうち残りの二人、財前とthe-KTが準決勝進出。それぞれひぐ(ユンスン)、さるすべ(アスタロス)といった実力者を倒しての勝ち上がりである。

前日の団体戦で大活躍、個人戦でも二冠を狙いたいアルテナナイト。準決勝第一試合で、常に冷静な試合運びを行えることが強みのダブルクリック2K(吉光)と対決する。66Bや3Bなどの高威力な主力技をヒットさせたいアルテナナイトではあったが、そうした主要ダメージソースをなかなか食らわないダブルクリック2Kに対して有利な展開に持ち込めない。一方でダブルクリック2Kは空振りへの差し込み、ガード後の割り込み、吉光の持つ大ダメージの投げ技などで確実に体力差を拡げていく。守勢に回りすぎて攻撃の機会を逸したか第4ラウンドは落とすものの、すぐに体勢を立て直してアルテナナイトに勝利した。

準決勝第二試合は東京からの遠征組の直接対決。財前(アイヴィー)、the-KT(ヴォルド)ともに前日の団体戦の決勝進出チームのメンバーである。両日ともに上位進出を果たしたことは、プレイヤーとしての実力の高さの表れか。この両者は秋葉原・トライアミューズメントタワーで度々対戦しているため、互いの得意パターン等を熟知している。そのため試合中はお互いに攻めあぐねる場面が何度か見られた。財前はこだわりのクリミナルシンフォニーを決めるなどして第三ラウンドを取得し対抗するが、ここはthe-KTに軍配。体力をリードされても、2B関連の連係、背向け技、ジャンプ下降中技2択などでチャンスをものにした。

決勝戦は誰も予想しなかった異色の組み合わせとなった。しかしその実力に偽りはない。使用キャラの吉光だけでなく、サブキャラとしてヴォルドも知り尽くすダブルクリック2K。対するthe-KTは、この大会での優勝を目指して万全の調整で乗り込んできている。試合開始直後、積極的に試合を動かしたのはダブルクリック2K。削り技で体力を奪い、最後は二択の局面で見切りづらい下段で一本先取する。しかしこの一敗がthe-KTのエンジンに火をつけた。中距離からの3A+B、回避性能を活かした背向け2A+B、事故狙いのジャンプ技といったKTらしい動き。奔放で奇抜なヴォルドの技群を、あくまで冷静に使いこなすKTに流れが傾いた。最終ラウンドは、これまで温存してきたジ・ラックで決めた。ローリングクレイジーはヴォルド対策を立てているプレイヤーならば対処できるはずだが、ここ一番での使用にダブルクリック2Kも割り込みミス。優勝の栄冠はthe-KTの頭上に輝いた。

これまで10年間走り続けてきたソウルシリーズに、今秋には新作・ソウルキャリバー3の発売が決定している。家庭用からの発売ではあるが、既に多くのプレイヤーが関心を示している。今後も多くの名勝負が生まれ、語り種となることであろう。舞台を新作に移しても、強者達の戦(IKUSA)は終わらない。The legend will never die...

【Text協力:おおさか】

第4回SCNチャンピオンシップ 戦(IKUSA)−天下統一−トーナメント表
8月6日: 第4回SCNチャンピオンシップ 戦(IKUSA)−天下統一− 3on3
8月7日: 第4回SCNチャンピオンシップ 戦(IKUSA)−天下統一− 1on1

SCN第4回戦(IKUSA)−天下統一− 3on3
ENTRY:19 優勝 歯痛的中部勢
ひぐ (ユンスン)
N(シャンファ)
アルテナナイト (ナイトメア)
SCN第4回戦(IKUSA)−天下統一− 1on1
ENTRY:28 優勝 the-KT(ヴォルド)
SCN第4回戦(IKUSA)−天下統一− 3on3
決勝戦動画
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SCN第4回戦(IKUSA)−天下統一− 1on1
準決勝第一試合動画
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SCN第4回戦(IKUSA)−天下統一− 1on1
準決勝第二試合動画
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SCN第4回戦(IKUSA)−天下統一− 1on1
決勝戦動画
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