闘劇2004終了から三ヶ月、再び全国から兵どもが集う。
サムライスピリッツ零スペシャルでは初となる全国規模の「第二回ドン・ばんちょ杯」。全国各地で予選を行い、8月22日の3on3本戦日には、ギャラリーを含めると120人近くが、大阪はチャレンジャーガムガム店に集結した。12時からは、当日予選枠4つを争って30チームが激戦を開始。まずは、そこからの流れを追いかけてみよう。
怒涛の活躍を見せたのは、前評判も高いWe are アジンboys≠フ切り込み隊長で火月使いの「アジン」。起き上がり災炎などのネタも駆使し、後に控える全一右京の「HK」慶寅にキャラ変えをした前全一覇王丸の「だもぽ」に出番を与えず「だいず」「てんぜん」「サイケM」「mhata」といった強豪を相手に6タテ、一気に予選突破を決める。
それに続くのは関西Sクラスという評価を受ける蒼月使いの「utero」を擁するかしまし娘(改)=B「utero」のワンマンチームと噂されたが、トーナメントで星数を稼いだのは同じ蒼月使いの「RYTHEM」。「utero」を温存したまま決勝へ上がる。
3チーム目は女性プレイヤー二人、うち一人は初心者だというガラコ死んだ=Bチームを引っ張るのはリムルル使いの「ショコラ」。彼は「くろ」「黒沢ショコラちゃん」などのリングネームで知られ、闘劇では優勝候補だった狂四郎使いのよんすんを破るなどの活躍を見せた試合巧者だ、氏と雲飛使いの女性プレイヤー「ぺた」の粘りが決勝進出を呼び寄せた。
決勝進出最後の一チームを駆けてブロック決勝を争ったのが、「ほうる」の閑丸を核とする万年厨組雨森先生=B対するは、独自の境地連携を駆使して、一人で6タテを決めて上がってきたマクドナルド神、笹塚C.Oは死んだ。≠フ「シン」。今回は無印での半蔵から水邪にキャラ変えをして参戦。シンは、「スネーク」のシャルロット、「雨森」の半蔵を立て続けに倒すも予選最高といえるような名勝負の末「ほうる」の前にとうとう力尽きて8タテで終了。予選通過をしたのはWe
are アジンboys∞かしまし娘(改)∞ガラコ死んだ∞万年厨組雨森先生≠フ4チームとなった。
さて、決勝トーナメントの開始。まずは優勝候補の一角。モア勢と構成された無職¢ホ、当日予選を上がってきたかしまし娘(改)=B先鋒で出てきた無職≠フ誰もが認める全一雲飛「トモノ」は。苦もなく「RYTHEM」蒼月と「優」慶寅を連破。最後に出てきた「utero」も粘って一本取り返すものの敗れてしまう。闘劇覇者「ウチヤマ」隠れた全一半蔵と噂される多キャラ使いの「フク」といった強豪中の強豪を後ろに控える無職≠セが、予選を通じて二人に出番はなく、まったく「トモノ」が敗れる気配も見せない。
次は関東の強豪「ふせますた」が中心となるハリーポッターは迷作¢ホ、閑丸から火月にキャラ変えをした「ひで」。関西屈指のレラ使い「ディスタ」、前日のシングルでも大活躍を見せた「タム=リン」のレラと勇者と火月の生きる道=Bいずれも隠れた試合巧者がそろったチームのため、いい試合が期待されたのだが……残念なことに「ハリーポッターは迷作」のもう一人のポイントゲッター、「鳥ふる」が参加することができない状態では、この三人の壁は扱ったようだ。レラと勇者と火月の生きる道」が二回戦へ=B
続けての試合は、幻十郎使いの「馬鹿課長」レラ使いの「あぷあぷ」という二人の闘劇出場者がいるばんちょプロダクションレッドリボン軍¢ホ、「KK(レラ)」「K3(雲飛)」「切り餅マン(十兵衛)」のコロンボ危機一髪=B
課長とあぷあぷという厚い壁を、コロンボ危機一髪<`ームが越えることが期待され粘りを見せたが、やはり関東遠征でも「ウチヤマに」引けをとらない強さを見せつけた課長を切り崩すことはできずばんちょプロダクションレッドリボン軍≠フ勝利。
さらに一回戦は続く、当日予選通過組のガラコは死んだ<`ーム対、テル(閑丸)、ジョニー(慶寅)、カイ(覇王丸)のサイコアビオンMKV=Bエースのショコラを、女性プレイヤーのぺたが支えて粘りを見せるが、三人全員にスキがないこの強豪チームの牙城を崩すことはできなかった。サイコアビオンMKV≠フ勝利。
次には「ばんちょ」以外は、関東の強豪が集ったチーム同士の激突が行われた。全部≠ヘ、なんといってもスペシャルになってから強化された前転連携で不動を強さを誇る「JEO」を中心に、関東で1,2を争う慶寅使い「はやし」、それに、どのキャラでも高いポテンシャル引き出す、あの「ドン・ばんちょ」。対するは、現在関東で最も伸びている火月使い、ここまで6タテをしてきた「アジン」。慶寅にキャラ変えをしてさらに強さを伸ばす「だもぽ」。そして最強キャラ右京の最強の使い手「HK」が集ったWe
are アジンboys=B注目の対戦だったが……「アジン」対「JEO」で始まった試合は、We
are アジンboys≠ェ「アジン」の連勝が止められたらそのままメンバーが持ち味を出す前に「JEO」に圧殺されてしまった恰好に。
続けては反対のBブロックに。最初に行われたのは広島もみじ会@一部兵庫=u犬龍(ミナ)」「A・S(幻十郎)」「そーま(炎邪)」の三人対、関東の有名人が集った月夜に煌く銀の剣=uカイヌマ(シャル)」「むつべ(天草)」「しぐるど(破沙羅)」の三人。名門モア勢に大して、地方勢が意地を問われる試合で、一戦目が「そーま」対「しぐるど」。今は無きカニスポの大会でニ連覇という経歴をもつ「しぐるど」を、なんと「そーまの」しかも炎邪が六道烈火で撃沈し、さらに関西最強ミナと名高い「犬龍」が「むつべ」の天草を倒すも「カイヌマ」に敗れてしまう。三人目に期待がかかる場面だが、「A・S」が事情で不参加ということで、惜しくも広島もみじ会@一部兵庫≠フ敗退が決定。
次の試合は、関東きってのモラル派「川原」と同じくファンタジー(らんらんるー)派の「FAG」を擁する高崎特急マイトガイン¢ホするは、全員が闘劇出場者で構成されたキースいいかげんにしろ=@「文具売場(幻十郎)」、「やま(タムタム)」「よんすん(狂死郎)」チーム。先鋒の「文具売場」対、閑丸使いの「猫」は、文具売場の桜花斬にあわせた四段狂落で「猫」が勝利。さらに「よんすん」「やま」を「FAG」が伝家の宝刀前転モズ落としで切って落とした。「川原」の「おまえらクソゲーにしすぎだ」というコメントを残して二回戦へ。
一回戦最終試合は、当日予選を通過してきた万年厨組雨森先生=uスネーク(シャル)」「ほうる(閑丸)」「雨森(半蔵)」と、モラリスト(とれとれ除く)=uとれとれえもん。(骸羅)」「キース(外道)」「どれみふぁでぐち(シャル)」。
この強敵に「ほうる」が粘るも、大将「どれみふぁでぐち」を引きずり出せずに、万年厨組雨森先生≠ェ敗北。

二回戦に移る。無職≠ヘ、予選から先鋒「トモノ」固定でここまで無敗だったが、大将で出てきたレラと勇者と火月の生きる道=uひで」の火月に初めて敗北。しかしここで、幻十郎にキャラ変えをした闘劇覇者「ウチヤマ」が登場。あぶなげなく「ひで」を倒して勝利。
続いてのばんちょプロダクションレッドリボン軍∞サイコアビオンMKV=BここはサイコアビオンMKV≠フ先鋒「じょにー」がまず「イカミナ」を破るが、次に出た
「あぷあぷ」が「じょにー」と「カイ」を2タテ。しかしここで全一閑丸といわれる「テル」が「あぷあぷ」を倒して、関東遠征で評価を高め、リングネームを変えた猪鹿課長こと「馬鹿課長」も続けて撃破し、準決勝に進出した。
二回戦残りニ試合、全部¢ホ月夜に煌く銀の剣=uしぐるど」が先鋒「JEO」に敗れ、「JEO」戦に絶対の自信をもつ「むつべ」の天草を投入するも、なんとここで「むつべ」が敗れてしまう。そのまま大将「カイヌマ」が引きずりだされる。「JEO」対策は充分にとっている「カイヌマ」だが、JEOに吹く風を押し戻すことができずに全部≠ェ勝利。
最後の高崎特急マイトガイン¢ホモラリスト(とれとれ除く)=Bは、先鋒「川原」を倒した勢いのまま「とれとれえもん。」の骸羅が3タテで勝利。
さて準決勝第一試合。全部¢ホモラリスト(とれとれ除く)$譁N戦「ばんちょ(雲飛)」対「とれとれえもん。(骸羅)」は、七曜で逃げるばんちょ」に翻弄されるも、七曜深当てを一点読みした後転円心と、必殺のギムネま式の仕込み円心殺で、ばんちょのしゃがみ中斬りをガーキャンぎみに吸い込んで勝負あり。次に闘劇中最高の名勝負と評価の高かった「とれとれえもん。」対「JEO」が実現するも、これは「JEO」が前転烙印であっさり勝負を決めてしまう。次に出たのは関西最強外道の「キース」。ここで最強外道決定戦が実現した形だ。一本目は「JEO」が「キース」の後ろジャンプに合わせて烙印、大斬り被ヒット後に烙印、前ダッシュしてきたところに烙印、で勝利。二本目「キース」がジャンプすかし烙印と、「JEO」が一点読み対空で出した大斬りに烙印をあわせて取り返す。そして三本目、はじまるなり「JEO」の獲物狩りが炸裂。さらに起き攻めで出した烙印が決まって「JEO」の勝利。ここで出てきた、闘劇準優勝者「どれみふぁでぐち」。彼は前転烙印に完全に反応してみせ、体力僅かになって立ち回りに切り替えた「JEO」に対して、JEO外道が伸ばして
きた舌に、爆発抜けを許さないスプラッシュファーントを重ねて劇的な勝利を見せた。エンジンのかかった「どれみふぁでぐち」を崩すのは、無印から慶寅を使いつづけた「はやし」も難しかった。得意の蒲田戦法もジャンプ大斬りはガードと潜りダッシュ大斬りできり抜けられ、ストレートで負けてしまった。
準決勝第二試合無職¢ホサイコアビオンMKV$譁Nはやはり「トモノ」立ち向かうはスペシャルになって評価を伸ばす「カイ」の覇王丸。「カイ」を苦手としている「トモノ」。「トモノ」がしゃがみ中斬りで地上戦を制しペースを握るが「カイ」は時間ギリギリに思い切った投げを決め、不意打ちで勝利。二本目も「トモノ」が追い込まれるが、ここはトモノがとりかえす。三本目、怒った雲飛の痛いしゃがみ中斬りに押され、爆発。しかしその後流れをつかむことができずに、低空大斬りに敗北。続けては「ジョニー」戦。一本目は余裕をもって「トモノ」の勝利。二本目、これも終始優位に試合を進め、低空大斬りを当てたあと、冴える投げでリードを広げてしゃがみ中斬りでダメ押し。三人目に出てきたのが「テル」。「トモノ」は大きなリードを許すも、必殺の低空七曜深当てからの連携、通称「トモノ投げ」を絡めた連携で勝利。二本目、追い込まれた「テル」が境地を使うも、ガードしきられ、境地終わりを投げられて敗北、またもトモノ一人で3タテを行った。

さて、いよいよ最強チームを決める決勝戦が始まる。無職¢ホモラリスト(とれとれ除く)∞無職≠フ先鋒はやはり「トモノ」。モラリスト(とれとれ除く)≠ヘ「とれとれえもん。」ふみつけを読んだ後転円心で「とれとれえもん。」がリードを奪い、そのまま一本先取。二本目も「とれとれえもん。」が、「トモノ」の上昇を読んで大斬りなど見せ場をつくるが、立ちCと踏みつけを中心とした立ち回りに押さえ込まれる。三本目、立ち回りで押され、体力ほぼ満タンと、一割切った状態に追い詰められた「とれとれえもん。」は、しかし七曜に仁王を当てて、7割をとりかえして武器を落とさせたが、めくりの踏みつけで「とれとれえもん。」が屈した。中堅戦「トモノ」vs「キース」。JEOで外道なれしている「トモノ」は、余裕の感じられる立ち回りで、七曜のジャンプ大斬りとしゃがみ中斬りでたっぷりリードをとり、一度も烙印に捕まらずに先取。二本目、「キース」は怒り状態で前転から、烙印を出さずにしゃがみ大斬りを出し、空中へ逃げた雲飛を撃墜、体力の八割を奪うが、それでもトモノの立ち回りをくずすことはできず、最後境地のチャンスをうかがうも、「トモノ」の低
空七曜すかししゃがみ大斬りをくらってしまい、敗北。続いて出てきた「どれみふぁでぐち」一本目、「トモノ」は、なんと闘劇準優勝者「どれみふぁでぐち」に対して、完璧な立ち回りを見せ、ほぼ完封。ゲージを与えたくない「どれみふぁでぐち」は自決。二本目、「どれみふぁでぐち」の中斬りを弾いて、ゲージを使わせるも、押し切られて「トモノ」が敗北。三本目。「トモノ」の動きにまだ「どれみふぁでぐち」も対応することができない。トモノ投げでリードを奪われ、二度の天威太保で削り、そのまま時間切れで勝利。
予選30チーム、本戦16チームという、参加者122名の祭りは、こうして幕を閉じた。これで一段落のついた状況だが、かならず、またどこかでますらお達が集う機会はあるだろう。
いつか、どこかで。また刃を交える日があることを祈って…。【Text協力:来栖美憂】
※今回の大会動画は後日、DVDでの配布を予定しています。3on3本戦、前日の1on1と出来るだけ多くの試合を収録する予定です。 |
第二回ドン・ばんちょ杯1on1 ENTRY:89
優勝 JEO(腐れ外道) |
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準優勝 トモノ(雲飛) |
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三位 タム=リン(タムタム) |
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第二回ドン・ばんちょ杯3on3 ENTRY:122
優勝 無職チーム
・ウチヤマ(幻十郎)
・トモノ(雲飛)
・フク(半蔵) |
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準優勝 モラリスト(とれとれ除く)チーム
・とれとれえもん。(骸羅)
・キース(腐れ外道)
・どれみふぁでぐち(シャルロット) |
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第二回ドン・ばんちょ杯1on1
決勝リーグ第一試合動画 9公開終了 |

JEO(腐れ外道) vs タム=リン(タムタム) |
第二回ドン・ばんちょ杯1on1
決勝リーグ第二試合動画 9公開終了 |

トモノ(雲飛) vs タム=リン(タムタム) |
第二回ドン・ばんちょ杯1on1
決勝リーグ第三試合動画 9公開終了 |

トモノ(雲飛) vs JEO(腐れ外道) |
第二回ドン・ばんちょ杯3on3
決勝戦動画 9公開終了 |

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ドン・ばん子杯2on2 ENTRY:36
優勝 久慈(幻十郎)・どれみふぁでぐち |
準優勝 ゆずりは(覇王丸)・カマ長 |
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