毎年夏に行われるソウルシリーズの全国大会「IKUSA」もついに第六回を迎えた。2007年は闘劇正式種目としてソウルキャリバー3AEが採用され、その最終予選をコーハツにて開催した。東京から遠征でやってきた「財前助教授」(アイヴィー)の劇的なキップ獲得から数時間も経たぬうちに、予選の熱気そのままに「IKUSA」個人戦大会がスタートした!!

 個人戦は47名がエントリーした。16人枠トーナメントを3ブロック構成して、各ブロックの優勝者を決勝リーグに上げる。決勝リーグでは、勝ちラウンド数などの細かい判定は一切行わず、他の2名を倒した者を優勝とするルールで試合を行った。
 Aブロックの注目試合はもうおなじみのこの選手、「イザベラ・ネオ」(アイヴィー)に対して「福田」(キリク)。大会前日までのwebエントリーにおいても、「福田」は「イザベラ・ネオ」を強く意識したコメントを残していたが、その両者が初戦からまさかの激突。会場は食い入るようにこの対決をみつめた。結果、勝利したのは「福田」。「イザベラ・ネオ」にとっては悔いの残る敗戦となってしまった。Bブロックで活躍したのは意外や意外「とれとれえもん。」のアスタロス。一回戦「ゴールド無免許」(ナイトメア)戦を制すると、二回戦の「ナゆ」(エイミ)に対してはアスタロスを教わった「さるすべ」直々のアドバイス(どうやら、出会い頭や下段への確反として66Bを叩き込んでいくことにポイントがあるらしい)により勝利した。「さるすべ」自身はCブロック三回戦で「北千里雪華」(雪華)に敗れ、世代交代を宣言されるという屈辱を味わうが、一方の「とれとれえもん。」は三回戦の「もんが」(アイヴィー)戦でも大金星を挙げ、師匠越えに成功した。
 各ブロックを代表してあがってきたのは、「てきとー」(雪華)、「刑事長」(御剣)、「北千里雪華」(雪華)。このゲームの最強クラスのキャラクターを、最高水準で使いこなすことのできるプレイヤーがあがってきた形となった。まさに誰もが納得する三人、そのリーグ戦が始まった。第一戦の「てきとー」vs「刑事長」は最後まで気が抜けない好勝負を制して「てきとー」が取得。第二戦は「刑事長」vs「北千里雪華」。タイプの異なる雪華使いと連続して勝負することに疲労の色が見える「刑事長」は、この第二戦も落としてしまい三位となった。決勝戦は「てきとー」対「北千里雪華」の雪華頂上対決。この試合は慎重派の「てきとー」vs積極的な「北千里雪華」の構図となり、試合の流れを支配した「北千里雪華」に軍配。闘劇本戦出場選手のほとんどが参加したこの個人戦、優勝したのは「北千里雪華」!!

 翌7月1日は3on3チーム戦の開催日。前日に続き多くのプレイヤーが参加し、場内は賑やかに和やかに、しかし時折息を呑むように静まり返って、大会の行く末を見守った。
 チーム戦ではコンセプトチームの存在も魅力的だ。初戦では地域の垣根をこえてキリク使いがチームを結成した【3倍長い!キリクタンの滅法棍】と、京都メンバーにより構成される【なんちゃって京都勢】が激突。大将戦までもつれ込んだ勝負は「わんりー」の活躍で【3倍長い!キリクタンの滅法棍】が勝利。また、1983年生まれのプレイヤーが組んだ【A.D.1983s】、1976年生まれのプレイヤーが組んだ【ニシー'sブートキャンプ】など、同い年の友人によるチームという構成もみられ、これまで以上にプレイヤーの交流の場としてのIKUSA、地域を越えたドリームチームの集う大会としてのIKUSAという側面を垣間見ることができた。
 これは本来なら決勝戦で実現するようなレベルなのでは?! と、観客に「もったいない」気持ちを起こさせたのは【ニシー'sブートキャンプ】vs【ナミキ・F・セイエイ】の対決。前者は「西井」(ジークフリート)、「さるすべ」(アスタロス)、「そうすひ」(カサンドラ)、後者は「てきとー」(雪華)、「キロミリ」(ソフィーティア)、「KT仮面」(ヴォルド)という構成。どのプレイヤーをとっても、一回戦で姿を消すには惜しいもの。この勝負は【ナミキ・F・セイエイ】先鋒の「てきとー」が三人抜きを果たして二回戦進出をきめている。
 決勝戦は【ナミキ・F・セイエイ】対【おいしいお肉はニートホープ】の組み合わせとなった。【ナミキ・F・セイエイ】は先鋒として場を荒らす能力に長けている「KT仮面」を投入。この男の操る、美しくかつ残酷なヴォルドが【おいしいお肉はニートホープ】先鋒「たいじゅ」(ティラ)、「財前助教授」(アイヴィー)をまとめて沈めた。大将「おおさか」がジ・ラックの攻撃に横移動で対抗するなどして星を一つ取り返すも、中堅「てきとー」との試合では最後の一撃の削りあいに敗れた。優勝は三人とも見事な仕事ぶりをみせてくれた【ナミキ・F・セイエイ】チームに決定!
 旧明大前NAMIKI勢の三人と秋葉原勢のチームが決勝でぶつかり、「KT仮面」が二人抜きしたのち「おおさか」が一試合取り返す、そこに次のメンバーがトドメを刺す……という展開は、実は一年前の夏に行われた「第五回戦 夏の陣」でも見られたもの。歴史はそのままの形で繰り返すものなのかもしれない、と考えさせられる大会でもあった。NAMIKI勢は昨年の【まさに智将】から続く夏大会の連覇を達成した!!

 いよいよ来月2007年8月11日には闘劇'07FAINALが開幕!北千里雪華が戦6個人戦の勢いそのままに闘劇の栄冠を勝ち取るのか、連覇が掛かる刑事長、まだ見ぬ海外勢の参戦、果たして覇者は誰の手に!その答えはまだ誰も知るよしもない・・・。【Text協力:おおさか】
第6回戦(IKUSA)−剣魂一環−with闘劇'07店舗予選FINAL
トーナメント表
6月30日: 闘劇'07店舗予選FINAL
6月30日: 第6回戦(IKUSA)初日1on1
7月1日:
第6回戦(IKUSA)二日目3on3
ソウルキャリバーVAE
闘劇'07店舗予選FINAL
ENTRY:30
優勝 財前助教授(アイヴィー)
第6回戦(IKUSA)−剣魂一環−1on1
ENTRY:44
優勝 北千里雪華(セツカ)
第6回戦(IKUSA)−剣魂一環−3on3
ENTRY:43
優勝 ナミキ・F・セイエイ
てきとー・F・セイエイ(セツカ)
`_・F・不二雄(ソフィーティア)

ぱぴよん・F・セイエイ(ヴォルド)
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第6回戦(IKUSA)−剣魂一環−1on1
決勝戦第一試合
 公開終了
第6回戦(IKUSA)−剣魂一環−1on1
決勝戦第一試合
 公開終了
第6回戦(IKUSA)−剣魂一環−1on1
決勝戦第一試合
 公開終了
第6回戦(IKUSA)−剣魂一環−1on1
決勝戦第一試合
 公開終了
第6回戦(IKUSA)−剣魂一環−1on1
決勝戦第一試合
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